「モンクレール(MONCLER)」は“Moncler Beyond”と名付けた2018-19年秋冬のキャンペーンビジュアルに、限界や期待を超えて自分らしくいることの重要性を伝えるため、世界各地からそれぞれ背景、業界、年齢も超えた19人を起用した。
19人に選ばれたのは、事前にインスタグラムで明らかにしていたネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(Stranger Things)」の14歳の主演女優ミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)、中国人女優のクリスタル・チャン(Crystal Zhang)、イギリスの俳優ジョン・ボイエガ(John Boyega)ら3人。
さらに、日本からミュージシャンのMIYAVI、16年リオデジャネイロパラリンピックのフェンシングイタリア代表ベアトリーチェ・ヴィオ(Beatrice Vio)選手、実業家イーロン・マスク(Elon Musk)の母でモデルのメイ・マスク(Maye Musk)、ブルックリン拠点のアーティスト、コニー・ヴァレーゼ(Conie Vallese)、フランスのフリーダイバー、ギヨーム・ネリー(Guillaume Nery)、世界全部の国を旅した最年少の人物としてギネスに登録されているトラベルブロガーのレキシー・アルフォード(Lexie Alford)、メキシコの女優でシンガーのエイザ・ゴンザレス(Eiza Gonzalez)も登場。
その他、イタリアの宇宙飛行士のウォルター・ヴィッラデイ(Walter Villadei)、スペインのレーシングドライバーのカルメン・ホルダ(Carmen Jorda)、環境保護活動家のシュウテスカトゥル・マルティネス(Xiuhtezcatl Martinez)、イギリス人冒険家のデイビット・メイヤー・デ・ロスチャイルド(David Mayer de Rothschild)、ロシアのセレクトショップKM20のオーナーでトレンドセッターのオルガ・カープット(Olga Karput)、韓国系アメリカ人シェフのダニー・ボーウィン(Danny Bowien)、ハーレム出身のラッパーのシェック・ウェス(Sheck Wes)、エチオピア出身のモデルのリヤ・ケベデ(Liya Kebede)、アメリカのフリースタイルスキー選手でLGBTQ活動家のガス・ケンワージー(Gus Kenworthy)が選ばれた。
19人を撮り下ろしたのはフォトグラファーのクレイグ・マクディーン(Craig McDean)。19人それぞれモノクロで「モンクレール」の代名詞でもあるダウンを着用し、それぞれが「超えたい」と思うものをキャッチコピーにしている。例えば、髄膜炎で両手足を失った車椅子フェンシングのヴィオ選手は“beyond perfection(完璧を超えろ)”というキャッチコピーを、モデルとして50年以上のキャリアを持つマスクは“beyond wise(英知を超えろ)”というキャッチコピーを、「音楽で観客の想像を超えること」を大切にしているというMIYAVIは“beyond imagination(想像を超えろ)”というキャッチコピーを選んだ。
「モンクレール」は2月に、8つのコレクションを順次発表するプロジェクト「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」を発表した。同プロジェクトは藤原ヒロシや「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、ロンドンのデザイナーのシモーネ・ロシャ(Simone Rocha)とクレイグ・グリーン(Craig Green)、コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)で「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」を手掛ける二宮啓、「パーム・エンジェルス(PALM ANGELS)」のフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)、「モンクレール グルノーブル(MONCLER GRENOBLE)」のデザインを担当してきたサンドロ・マンドリーノ(Sandro Mandrino)らが参加しており、第1弾となる“7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ”は6月に発売し、7月25日に第2弾の“6 モンクレール ノワール ケイ ニノミヤ”を発売する。