ファッション

ココ・シャネルが衣装を手掛けた60年代の映画修復を「シャネル」が支援

 「シャネル(CHANEL)」は創業デザイナーのココ・シャネル(Coco Chanel)が衣装を手掛けた1961年の映画「去年マリエンバートで(L'Annee derniere a Marienbad)」の修復を支援する。「去年マリエンバートで」は、デルフィーヌ・セイリグ(Delphine Seyrig)がヒロインを演じ、アラン・レネ(Alain Resnais)が監督、サッシャ・ヴィエルニ(Sacha Vierny)が撮影を手掛けたフランス・イタリア合作のモノクロ映画だ。

 映画の傷の修復、色補正、明暗や配光の調節などの修復作業は、映画配給会社スタジオカナル(STUDIOCANAL)が行った。また、サウンドトラックもオリジナルの35mmフィルムから修復した。修復されデジタル化された同作品は、60年前に金獅子賞を受賞したベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)のクラシック映画部門で今年上映される。

 映画で着用されたブランドのシグニチャーでもあるパールをあしらった衣装について当時シャネルは「デイリーユースな衣装だが、同時に20年代の映画スターを想起させるようなモダンでタイムレスなエレガンスを表現した」と語っていた。

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