「クラランス(CLARINS)」はハリと弾力に特化し、今年40周年を迎えたファーミングクリームを、「ファーミング EX デイ クリームSP」「同ナイト クリーム SP」として9月21日にリニューアル発売する。同クリームは1978年に誕生以来、4回リニューアルを行っており、今回で5代目となる。
両製品は肌年齢が35歳以上の人をターゲットとし、30代後半に見られるエイジングサインにアプローチする。今回のリニューアルでは、真皮層に存在する若い線維芽細胞の集合体がハリや弾力のもとになることを発見。これら集合体は特殊タンパク質に覆われて保護されているが、加齢とともにその構造が弱まり、線維芽細胞の再生能力が減少することでハリや弾力が失われるという。その研究結果を受け、強い生命力と再生能力を持ち、若い線維芽細胞のつながりと構造を強化する働きがあるカンガルーフラワーを化粧品に初めて配合した。使用するカンガルーフラワーは全てオーストラリア産のオーガニックのもので、フェアトレードで調達している他、収益の一部を現地の学校に寄付するなど、チャリティーにもなっている。
さらにコラーゲン生成促進作用があるミトラカーパやヒアルロン酸に似た作用を持つセイロンベンケイなど、さまざまな植物を配合している他、ライフサイクルを考慮し夜用と昼用の処方を変えた。マリエレン・レア(Marie-Helene Lair)=クラランスサイエンティフィックコミュニケーションディレクターは「デイクリームは肌を保護し、ナイトクリームは肌の再生を促す働きがある。昼用にはオーガニックオーツ、夜用にはムーンストーン(月長石)を入れるなど、成分にもこだわっている。エイジングケアに特化した有用成分だけでなく、ブランドが以前から提唱しているクロノバイオロジー(時間生物学)に基づき、肌のリズムに合わせ24時間を通してハリや弾力を生み出すように設計している」と説明した。