ファッション

“エビちゃんの妹”が子ども服の新ブランド D2Cモデルで商機

 エビちゃんの愛称で知られるモデル蛯原友里の妹で、ベビーマッサージのセラピスト蛯原英里が子ども服のネット専業ブランド「エクラージュ(ECRAGEE)」をスタートする。蛯原は自らも出資する新会社ベビーズアイランドを設立し、代表取締役CEOに就任した。取締役にはインスタ発のウィメンズブランド「ジュエミ(JUEMI)」の本間英俊クリエイティブ・ディレクターを迎え、インターネットを経由し、直接消費者に販売するD2C(Direct to Consumer、消費者直結型)ビジネスのノウハウを持ち込む。

 ベビーマッサージの “チャイルド・ボディ・セラピスト”の資格を持ち、自身も4歳のママである蛯原CEOは「ママ友との“ママ会”やお誕生日会に着せる服がないと思っていた。『エクラージュ』が重視しているのは、私も着せたいし、娘自身も着たい服」という。アイテムはフリルやオーガンジーを使ったチュールなど子ども服らしいかわいい要素をふんだんに取り入れながら、パステルカラーを使い上品なテイストに仕上げた。サイズは90、105、120で、主に幼児向け。ハートのバックプリントや後ろ姿の映えるエプロンドレスなど、子どもの顔を出さないことも多い“ママSNS”に配慮している。また、できるだけ長く着てもらえるように、エプロンドレスは長さを調節できるようにするなど、細かい部分にも気を配った。肌着には100%オーガニックコットンを使用している。

 価格はチュールのスカート8000円、ジップアップパーカ1万2000円、プリントのロンパース4900円、チュールを使ったヘッドピース4200円など。蛯原CEOは現在第2子を妊娠中だが、展示会では自らブースに立って説明を行った。「移動の合間を縫って、スマホでデザインアイデアの画像を探して送ったりもした。展示会には百貨店のバイヤーなどにも来ていただいて、来年2月にはポップアップショップも決まった」という。

 オンラインショップのスタートは8月中旬を予定している。本間英俊・取締役は「現在は一緒にブランドを盛り上げてくれる“ママインスタグラマー”を発掘中だ。今はひたすら毎日インスタグラムを見てDMでコンタクトしている」という。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。