ファッション
連載 ミラノ・コレクション

昨秋のビッグトレンド、コーディガンの進化系を探せ!

“コーディガン”は一過性のトレンドではなく、冬の実用品として定着する気配

 「クルチアーニ(CRUCIANI)」の展示会でコートとカーディガンの間くらいのアウターが多く見つかったので、イタリア人PRの方に「日本ではこういうのを“コーディガン”と呼ぶのよ」と話したら、真面目な表情から一転、大笑いしながら「それ聞くの2回目!コーディガン、おもしろ〜い!!」と手を叩いていました。日本人の造語力、すごいです。きっと来シーズンあたりはイタリアのファッション界でも“コーディガン”が使われているハズです(笑)。

 展示会場で“コーディガン”という言葉が思わず口をついたのは、出張前に昨秋冬の売れ筋まとめの校正をしており、「暖冬のためコートが不振も、コーディガンがヒット」というフレーズを何回も何回も読んだからです(多分80回位)。暖冬傾向にある今、この“コーディガン”という発想は、一過性のトレンドではなく、冬の実用品として定着していきそうです。そしてコーディガンのアイデアを突き詰めると着こなしの幅が広がり冬のファッションが楽しくなる、とも思います。

来年の秋冬はコートとボトムスのセットアップに注目

 ミラノでショーを見ていても「来年の秋冬はどんなアウターが良さそうか」ということが、とても気になりました。いいな、と思ったのが、コートとボトムスのセットアップです。全体的にカジュアルからエレガンスへのシフトが進み、テーラード回帰の流れがあるのですが、課題はテーラードをいかに堅苦しくなく着るか。テーラードジャケットとタイトスカートでは窮屈です。ラペルがありつつも、ドロップショルダーだったり、ニット素材だったりと、どこかにユルさを残したテーラードが気になります。

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