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米老舗高級デパートだったヘンリ ベンデルが2019年1月で閉店 ECも終了

 ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」や「バス アンド ボディー ワークス(BATH AND BODY WORKS)」などを擁するLブランズ(L BRANDS)は傘下の老舗高級デパート、ヘンリ ベンデル(HENRI BENDEL)のビジネスを終了する。ニューヨーク5番街の旗艦店を含め23店舗全てを19年1月末で閉店し、ECも終了するという。かつては高級百貨店だったが、近年は中価格帯のプライベートブランドのアクセサリービジネスに特化していた。

 同社によるとヘンリ ベンデルの今年度の売り上げは8500万ドル(約94億3500万円)で、営業損失は4500万ドル(約49億9500万円)を見込む。これにビジネス終了によるコストが上乗せされる。

 レスリー・ウェクスナー(Leslie Wexner)Lブランズ会長兼最高経営責任者はヘンリ ベンデルの閉鎖を、「業績回復と収益性改善のため」とし「将来性の高いブランドに注力していく」と語った。また「今回の決断は企業としては正しい判断だが、“Lブランズファミリー”にとってはつらい結果である。ヘンリ ベンデルの関係者および従業員のこれまでの尽力に深く感謝する」とコメントした。

 同社は、1月末までヘンリ ベンデルに就業する従業員には残留特別手当を支給すると発表した。また、社内での異動や解職手当、転職のためのサポートなどを提供するという。

 同社は「ヴィクトリアズ・シークレット」の不調もあり、厳しい状況が続いている。

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