ヘアケア市場に“ボタニカルシャンプー”というカテゴリーを創出し、ナチュラル志向でありながら機能性も求める消費者の心をつかんできた「ボタニスト」はこの秋、満を持してダメージケアシリーズを発売した。インスタ映えする洗練されたパッケージや店舗デザインなどのビジュアルが先行して話題になることが多いが、製品の品質にも誕生当時から揺るぎない信念を持ち、それらを詰め込んだ待望のシリーズだ。
植物の力を生かす“ボタニカルケア”
2014年に誕生した「ボタニスト」だが、コンセプトの着想源はビューティに加えて、当時のファッションで流行していたボタニカル柄だったという。消費者が求める自然回帰志向をビューティ業界以外のトレンドからも察知し、開発は進められた。「ナチュラルで安心な素材で、使用感のよい商品を作りたいという思いがあった。当初からサロン品質を目指しており、サロン帰りの髪のような手触りや艶が体感できるように開発を進めた」(小林麻美I-neマーケティング部「ボタニスト」ブランドリーダー)。コンセプトは「植物由来成分を使用した、使用感と機能性の追求」「アイテムごとに異なる奥行きのある香りの追求」「シンプルさの追求」だ。
以前は20代からの支持が高かったが、現在は30〜40代の愛用者も増加している。「ナチュラルさと機能性が備わっていたからこそ、年齢層も拡大したと思う」(山河璃里也I-neブランドプロモーション部「ボタニスト」広報担当)。
新開発のWボタニカルリペア処方
モイストシリーズ、スムースシリーズ、スカルプケアシリーズと3つのシャンプー・トリートメントシリーズを展開している同ブランドにとって、ダメージケアシリーズは長年構想を抱いていたものだった。「お客さまから『ダメージケアがほしい』という声はずっと届いていたが、納得がいくものを作るまでに時間がかかった」(小林ブランドリーダー)。ダメージを受けた髪の状態や、補修した状態の定義付けからスタートし、最終的に指通りがよくて滑らかであり、艶がある髪を目指し開発に着手した。
「植物の力でダメージケアを行うにはどうすべきかを考え、植物の生命力の源である種子に着目して今回の『Wボタニカルリペア処方』を作った」(中西孝夫I-neマーケティング部「ボタニスト」開発担当)。さまざまな種子を検討し試作を重ねた結果、アルガニアスピノサ核油やツバキ種子油など5種類のシードオイルと、ユズ果実エキスやヒマワリ種子エキスなどのボタニカルケア成分を組み合わせて、シリーズ最高峰※1の補修力を実現。髪の内部に浸透して補修アプローチを行いつつ、キューティクルの上に皮膜を形成する点が特徴で、髪内部を健やかに導く他、外的要因からのダメージを防止し、こだわりの手触りと艶感をかなえる。
シャンプー第1位に
ヘアメイクアーティスト100人対象に行った調査※2でも、同商品は高い評価を得た。調査はヘアメイクアーティスト100人にダメージケアシャンプーカテゴリーの製品4種類を匿名で提供し、使用感や満足感を採点するというもので、「ドライ後の指通り」「ドライ後の潤い感」「人にすすめたくなる」などの項目で「ボタニスト ボタニカルダメージケアシャンプー・トリートメント」がトップに。「人にすすめたくなる」と答えた人からは、「シャンプーしたときの泡立ちもよく、流した後の指通りがよい」「香りのよさとドライ後のサラサラ感、艶も出るので総合的によい」などのコメントが寄せられた。
また、使用時の満足感も意識した。「シャンプーはきめ細かく柔らかい泡や洗髪時の指通りのよさを重視して開発したが、シードオイルがよい影響を与えた。トリートメントは髪になじみやすく、洗い流したときにはぬるつかないが、ドライしたあとに滑らかさが残るようにした」(中西開発担当)。“ダブルフレグランス”は、シャンプーがアイリスとフリージア、トリートメントはピオニーとベリーで仕上げている。
ボタニカルシードオイルで機能強化
ダメージケアシリーズ発売と同時に、人気のアウトバストリートメントのヘアオイルもリニューアルを行った。最大のポイントは、ダメージケアシリーズの開発時に検討されたボタニカルシードオイルを配合したことだ。この新配合のボタニカルシードオイルが、髪に浸透し潤いを与えながら、手触りのよさと艶感を与える。
仕上がりイメージに合わせて2種類を用意。しっとり潤い、まとまりのある髪へ導く「リッチモイスト」にはリッチな甘さが華やかに香るアプリコット&ローズを、さらさらとしなやかな髪を作る「エアリースムース」は爽やかな甘さが印象的なペアー&ジャスミンの香りを添えた。カラー色落ち防止成分としてコメ胚芽油とシア脂を配合しており、さらなる美髪へと導く。
※2:【調査概要】
「ヘアメイク100人アンケート」
調査実施機関:PIF
調査期間:2018年8月20日〜8月29日
調査対象・調査方法:PIFが保有するヘアメイクアーティストリストの中から製品試用とアンケート協力が可能な100人に商品を提供し、アンケートフォームを用いて回答を収集
I-ne
0120-333-476