「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」2019年春夏の商品が披露された。前日、映像によるインスタレーションを行った会場と同じ空間で、部屋ごとに映像を背にしてマネキンを陳列。前シーズンから協業を継続する、5組のデザイナーそれぞれの世界を色濃く感じさせる仕掛けだ。気になる商品詳細をレポートする。
“4 MONCLER SIMONE ROCHA”
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イギリスの田舎の庭園で撮影したという女の子たちの映像と共に見せた“4 モンクレール シモーネ・ロシャ”は、花のモチーフを立体的に刺しゅうしたドレスの上にビニールのエプロンを重ね、レース付きのラバー手袋や長靴を合わせたガーデニングルック。フリルをたっぷりたたいたガーリーなデザインはまさにシモーネのシグニチャーだが、素材がダウンの表地に使われる薄いナイロンで新鮮。ビニールの縫製法などで、シモーネとしても発見があったという。
“5 MONCLER CRAIG GREEN”
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“5 モンクレール クレイグ・グリーン”が、映像の中でぴょんぴょん飛び跳ねるからくり仕掛けのようなアートに着せていたのは、まるでテントのような地厚な生地を使ったアウトドアコート。なかなかにコンセプチュアルだが、プリントや切り替えでカラーブロックを表現した薄地のブルゾンやTシャツは、日常でも取り入れやすそう。
“6 MONCLER NOIR KEI NINOMIYA”
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引き続き、強みである圧倒的なハンドクラフトテクニックで、クチュール的なピースを作る“6 モンクレール ノワール ケイ ニノミヤ”。「モンクレール」のロゴマークをいくつか金具で留めて花のモチーフを作り、それを連ねてAラインのドレスにしたり、薄くダウンを入れた丸いパーツをびっちり並べてロングドレスにしたりと、非常に手が込んでいる。
“7 MONCLER FRAGENT HIROSHI FUJIWARA”
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藤原ヒロシによる“7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ”は、スタジアムジャンパーやスカジャン風の薄地のアウター、Gジャン、大きなロゴをポイントにしたブルゾンなど、キャッチーなアイテムがいっぱい。今季もストリートファッション好きの熱い支持を集めそうだ。「モンクレール」と「フラグメント」のロゴを一部伏せ字にして並べて“マザーファッカー”と読ませるなど、遊びがきいている。
“2 MONCLER 1952”
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創業した1952年にちなんで名付けられた“2 モンクレール 1952”は、星やハートのモチーフやビッグロゴのプリントを主役にした、カジュアルでリアルなスタイルのメンズとウィメンズがそろう。スニーカーも充実している。