オンワードホールディングス傘下の英「ジョゼフ(JOSEPH)」はクリエイティブ・ディレクターにスサナ・クレイトン(Susana Clayton)を指名した。2017年8月末に退任したルイーズ・トロッター(Luise Trotter)の後任だ。また、11月5日付で新しい最高経営責任者(CEO)にバーバラ・カンポス(Barbara Campos)を迎え、高木宏・現CEOは会長職に就く。
デザイナーとして20年のキャリアを持つクレイトンは、直近では「ジバンシィ(GIVENCHY)」でウィメンズウエアのデザイン・ディレクターを務めていた。「クロエ(CHLOE)」や「ギャップ(GAP)」「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」での経験も持つ。「ジョゼフ」ではメンズ、ウィメンズともに担当し、19-20年秋冬コレクションでデビューを飾る予定だ。クレイトンは「ファッションのトレンドと時代を超えるラグジュアリーの良さを組み合わせ、創業者ジョゼフ・エテッドギー(Joseph Ettedgui)が考えたブランドらしさを大切にしていきたい」と語った。
カンポス新CEOは、直近ではマルニ(MARNI)でグローバル・ホールセール・ディレクターを務めていた。同CEOはクレイトンについて、デザイナーとしての幅広い経験が最大の強みだと称賛し、「ラグジュアリーファッション業界で素晴らしい経歴を持ち、ビジネスについての理解も深い」とコメントした。