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アメリカ発スマートスピーカー「ソノス」がいよいよ日本上陸

 アメリカ発のスマートスピーカー「ソノス(SONOS)」が、いよいよ日本に上陸する。10月1日からの公式通販サイトの発売に先駆け、メディアなどを招いたプレビューが9月19日に、東京・渋谷の「トランクホテル(TRUNK HOTEL)」で開催された。「ソノス」は2002年、米サンタバーバラでスピーカー専門のブランドとしてスタート。音楽、映画、テレビのサウンドを家のどの部屋でも優れた音質で楽しめるワイヤレスのホームサウンドシステムを提供している。「ソノス」の特徴は、アップルの「アップルミュージック(APPLE MUSIC)」や「グーグルプレイ(GOOGLE PLAY)」など世界中で80以上の音楽ストリーミングのサービスを使用できる点だ。「ソノス」独自のアプリの存在も大きい。スピーカーを家庭のWi-Fiにつなぎ、「ソノス」のアプリをスマートフォンやタブレット、PCなどのデバイスにダウンロードすれば、全ての音楽を1カ所で管理できる。スピーカーとデバイスはWi-Fiでつながっているため、スマホに電話がかかってきても音楽が途切れることなく会話ができる。アマゾンの音声認識機能であるアレクサを搭載しているので、音声操作で音楽の再生やコントロールも可能だ。

 来日したフィーダ・シルモラー(Fiede Schillmoeller)=「ソノス」国際事業開発ディレクターは、「われわれの使命は、家庭で優れたオーディオ体験を提供すること。『トランクホテル』でプレビューを開催することで、家で音楽を聴く体験を再現したかった」と述べている。用途によって使い分けるスピーカーは7種類。ベッドルームにはテレビに接続するサウンドバー“SONOS BEAM”を、バスルームにはコンパクトな“SONOS ONE”、リビングルームには迫力のシアターサウンドが楽しめる“SONOS PLAYBASE”をはじめ、ターンテーブルやCDプレーヤーなどほぼ全ての音源に接続できる“SONOS PLAY:5”などを設置し、デモンストレーションを行った。「『ソノス』はスピーカーに特化したブランド。デザイン、品質にこだわり、革新的技術を融合しつつサステイナブルなモノづくりをしている」とシルモラー=ディレクター。「SONOS」のスピーカーはソフトのアップデートが自動的に行われるため、同じハードウエアを長く使えるようになっている。価格は“SONOS ONE”が2万3800円、“SONOS PLAY:5”が5万8800円、“SONOS BEAM”が4万6800円、“SONOS PLAYBASE”が8万1800円。10月1日、「ソノス」の公式通販サイトで全ラインアップを発売する。8月に先行発売のイベントを開催したビームス原宿では、“SONOS ONE”や“SONOS PLAY:5”“SONOS BEAM”の3モデルを販売中。

 「SONOS」は今年8月、米国のナスダック(NASDAQ)に上場。2017年10月~18年6月の売上高は8億6400万ドル(約967億6800万円)だった。

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