ファッションショーの招待客は、ブランドによってガラッと変わるもの。パリ・ファッション・ウイークで人気の高い「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は限られた関係者を招待しているようだが、他ブランドと異なるのはいわゆるインスタグラムを中心に活動しているようなインフルエンサーの来場が少ないこと。2019年春夏のショー会場にはバイヤーやジャーナリスト、スタイリストの他、ファッションデザイナー、アーティストの姿もあった。
来場者の「コム デ ギャルソン」の着用率も高い。18-19年秋冬のニットシリーズや、18年春夏の高橋真琴による少女のイラストを入れたドレスやコート、トロンプルイユ柄のドレスなどを身に着けた来場者を見かけた。「リック・オウエンス(RICK OWENS)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のアイテムを組み合わせている者もいた。ショー会場の入口前で、招待された業界人と、ショー出演後に会場から出てきたモデルをとらえた。