アーティストの中野毅が手掛ける東京・原宿発のブランド「スコロクト(SKOLOCT)」は、「アマゾン ファッション ウイーク東京(AFWT)」期間中の10月16~20日に期間に表参道のイベントスペース、サイド(SIDE)でアート展を行う。アマゾン ファッション(Amazon Fashion)が主催する特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」の一貫で行われる同展には、ブランドのキャラクターであるスコロクトをモチーフにしたアート作品50点以上の他、「アット トウキョウ」限定のブランドのTシャツ(全て7800円)がそろう。アート作品はその場で購入も可能で、価格は1万~15万円。オープン前から既に売り切れている作品もある。
オープン前日に行われた関係者向けのレセプションでは、中野オーナーとアマゾンのジェームズ・ピータース(James Peters)=バイスプレジデント兼ファッション事業部門 統括事業本部長が来場した。展示について「周りがファッションを打ち出す中、アマゾンさんの力でアートという形でファッションウィークに参加できたのは素直に嬉しい。これを機に金をゲットしたい(笑)」と中野デザイナーは冗談交じりに語った。ピータース=バイスプレジデントは「『スコロクト』のファッションウィークへの参加は、新しい手法でアートやクリエイティビティーを表現できる。また、1980年代への個人的な思い入れが中野オーナーと合致するところもあった。展示されている作品はもちろん購入したいが、まずは妻の許可を取ってから」と語り、会場の笑いを誘った。
「スコロクト」は1990年代の“裏原ブーム”の中で一世を風びしたデザインチーム「NGAP」デザイナーの中野毅が2007年に設立。裏原ストリートカルチャーにインスパイアされたグラフィックが特徴的で、過去には「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」や「ステューシー(STUSSY)」とコラボレーションしたアート展や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」とのコラボアイテムを発売するなど、有名ブランドとの協業を重ねる。直近では昨年にもコラボしたエイサップ・バリ(A$AP Bari)が手掛けた「ヴィーロン(VLONE)」との再コラボが噂されている。