日本航空(JAL)が古着を原料とした国産バイオジェット燃料の製造に挑戦するプロジェクト「10万着で飛ばそう! JALバイオジェット燃料フライト」を始動する。同社は環境にやさしい社会の実現に向け、二酸化炭素の削減に効果があるバイオジェット燃料の普及に努めている。
プロジェクトでは、衣類やプラスチック製品などをリサイクルする仕組み作りに取り組む日本環境設計の協力のもとに古着を回収。それら衣料品(綿)を原料に、バイオマス由来の化学品の事業化を進めるベンチャー企業グリーン・アース・インスティチュート(Green Earth Institute)の技術サポートで、地球環境産業技術研究機構が開発したバイオプロセスを使用して、国産のバイオジェット燃料製造に挑戦するというものだ。2020年中にこのバイオジェット燃料を使用した日本初のチャーターフライトの運行を目指す。衣料品回収の参加者は、抽選でこのフライトに搭乗することができる。
衣料品の回収期間は10月15日~12月20日で、衣料品回収企業は、アイトス、アミナコレクション、イオン、イオン(セルフ&サービス)、オルビス、ゴールドウイン、三陽商会、ジュニアー、スクールキャロッツ、タカキュー、大丸松坂屋、大和リース、タルボットジャパン、テックサプライ、日本マクドナルド、はるやま商事、ハヴァナイストリップ、丸中、レナウン、ロマンス小杉など。
例えば、三陽商会は11月1~30日に、三陽商会が製造・販売した商品を対象に回収を行う。回収は三陽銀座タワー、ラブレス(LOVELESS、青山・代官山・京都・名古屋・天神)、ギルドプライム(GUILD PRIME)渋谷、三陽山長 東京ミッドタウン日比谷店、エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)日本橋高島屋S.C.店で実施する。