イタリアのストリートウエアブランド「GCDS」がコスメをスタートする。11月1日に公式ECサイトで発売する他、3〜4日にロサンゼルスで行われるストリートカルチャーの祭典「コンプレックスコン(ComplexCon)」でも披露する。イタリアのカラーコスメメーカーのインターコス(INTERCOS)が手掛ける。
製品は、ストリートウエアブランド特有のドロップ(シーズンごとではなく不定期に新製品を発売する)形式で販売する。第1弾はリップスティック4種をそろえ、それぞれ22ユーロ(約2700円)だ。クリアな「ハイプ」(リップバーム)、ぷっくり効果のあるラメ入りピンク「ブリングホー」、唇のpHに反応して赤に変化するグリーン「マリファナ 4:20」、マットテクスチャーのレッド「ヴェルヴェットD.I.C.K.」の4色を販売する。ブラックのパッケージに白いロゴをあしらったデザインで、透明な袋に包装される。
ジュリアーノ・カルツァ(Giuliano Calza)=クリエイティブ・ディレクター兼創業者は製品について「ポーチやカバンに入れて持ち歩いてほしいアイテムだ。大手化粧品企業と競うのではなく、楽しい製品をファンに届けたい」と話した。2019年にはさらに製品を増やす予定だ。
「GCDS」はもともとデジタルプロジェクトとして15年にカルツァ=クリエイティブ・ディレクター兼創業者がスタート。その後ファッションブランドとして16年からミラノ・ファッション・ウイークでコレクションを発表している。18年6月には初のキッズライン「GCDSミニ」をスタートさせ、9月に発表された19年春夏コレクションではショー会場で流された映像に芸人の渡辺直美が登場した。