作業着大手のワークマンは、カジュアル業態「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」の2号店となる路面店の川崎中野島店(川崎市)を8日オープンする。
「ワークマンプラス」は高機能のプライベートブランド(PB)を中心に、アウトドアやスポーツなどアクティブなシーンや日常使いにも対応するアイテムを並べた編集売り場を構成。プロ向けの作業着を売る「ワークマン」業態と差別化している。
9月にオープンした「ワークマンプラス」業態の1号店であるららぽーと立川立飛店(立川市)は商品全般が品薄になるほどの盛況で、店舗の年間売上高目標を1億2000万円から3億円に早くも上方修正した。
川崎中野島店は約300平方メートルの売り場面積の6割を「ワークマンプラス」、残りを「ワークマン」が占める複合店。平積みやパッケージされた商品を積み上げる「ワークマン」の売り場に比べ、「ワークマンプラス」は裏地ボアでストレッチの効いたワークパンツ“暖パン”(2900円)や防水・防風の高機能ジャケット(3900円)など売れ筋の商品はマネキンに着せるなどして目立たせ、「デザインも売りなので、商品の“顔”が見えるようにする」と担当者。
川崎中野島店の年間売上高目標は2億円。店は昼夜交通量の多い幹線道路に面しており、工場なども点在する地域。「好調の一般向けにやや比重を置くが、朝夕に店の前を行き交う通勤者の需要も取り込んでいく」。
11月下旬には埼玉・ららぽーと富士見に3号店を出すことが決まっている。