アイウエア企業のジンズ(JINS)は、東京在住のフランス出身アーティスト、二コラ・ビュフ(Nicolas Buffe)による小学生を対象にしたワークショップを、11月11日にジンズ渋谷店で行った。目についての関心を高め、目の健康を啓発するジンズの“見る育(みるいく)”プロジェクトの一環。
参加した子どもたちは渋谷店2階のギャラリーで開催されているビュフのアート展会場に集まり、ビュフが制作したキャラクターを探したり、塗り絵を楽しんだりしながら、視点を変えることによる見え方の違いなどを体験した。参加した女子児童の一人は「目のいろいろなことがわかった。塗り絵が楽しかった」と感想を話した。
ビュフの展示会は「トロンプ・ルイユ(だまし絵) モンスターのメガネ屋さん」をテーマに、モンスターと人間の世界が表裏一体となった眼鏡店を表現した。ビュフは「“同じように見えて、何かが違う”“まったく違って見えるのに、実は同じ”。見方を変えれば人間とモンスターでさえ、さまざまなものがつながっていることを作品とワークショップで表現した。見ることの不思議さ、楽しさを体験してほしい」と話した。以前から「ジンズ」の愛用者だというビュフは「来日したときから掛けており、価格が手頃で、種類が豊富な点が気に入っている。最近、私の娘も『ジンズ』を掛けるようになった」と話した。
ビュフは1978年パリ生まれで、2007年から東京在住。14年に東京・品川の原美術館で個展「ポリフィーロの夢」を開催。今年、デザインを手掛けた米マイアミのビル「Museum Garage」がオープンした。
ジンズ渋谷店でのアート展開催はアーティストの鈴木康広、金氏徹平、荒神明香に続く第4弾で、ビュフのアート展は19 年1 月10 日まで開催中。