ビジネス

コティのカミロ・ペインCEOが退任 後任はコーヒー最大手CEO

 コティ(COTY)のカミロ・ペイン(Camillo Pane)最高経営責任者(CEO)が退任した。世界最大手コーヒー事業専門会社のジェイコブズ・ダウ・エグバーツ(JACOBS DOUWE EGBERTS)のピエール・ロビー(Pierre Laubies)前CEOが後任に就く。また、バート・ベクト(Bart Becht)前会長も退任し、後任にピーター・ハーフ(Peter Harf)前ディレクターが指名された。なお、ベクト前会長は取締役会に残る。

 ベクト前会長は2016年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から41ブランドを買収する舵取りを担い、同年に就任したペイン前CEOは業績の回復に集中した。しかしコンシューマー事業部の「カバーガール(COVERGIRL)」「クレオール(CLAIROL)」「リンメル(RIMMEL)」が計画以上に苦戦し、未だに復調していない。同事業部の18年7〜9月期の売上高は前年同期比20%減の8億2880万ドル(約944億8000万円)だった。その一方でラグジュアリー事業部は近年売り上げを伸ばしており、買収も進めている。「グッチ(GUCCI)」や「ティファニー(TIFFANY & CO.)」などのフレグランスの他、プロフェッショナル事業部の「ウエラ(WELLA)」や「GHD」が好調だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。