ファッション

アングローバルが異色のメンズブランドを取得

 TSIホールディングス傘下で「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」などを手掛けるアングローバルは、ライラからメンズブランド「セブン バイ セブン(SEVEN BY SEVEN)」の事業を譲受した。2019-20年秋冬シーズンから本格的に同ブランドを手掛け、商品のさらなるクオリティーの向上や、販路の拡大などを行う予定だ。アングローバルで新規事業を手掛ける中田浩史・取締役は「企業の成長のためには新規事業が必要で、メンズでも新しいブランドを探していた。そういった中で昨年の9月からライラと話し合った末、事業移管に至った」と経緯を説明する。

 「セブン バイ セブン」はサンフランシスコで古着関係の仕事をしていた川上淳也デザイナーが13年にコンセプトショップ「7×7」を始め(18年3月に閉店)、15年にオリジナルブランドとして本格的にスタート。古着を解体・再構築した一点モノや、古着から着想したオリジナル商品をミックスしたスタイリングで提案している。「メード・イン・ジャパンにこだわったモノ作りで、持続性のあるブランド。新しいテイストのブランドをお客さまにも提案したい」と中田取締役。同ブランドの川上デザイナーは「『マーガレット・ハウエル』に代表されるようなモノ作りを行うアングローバルのもとでブランドとして新たな可能性を模索できる。クリーンなイメージのブランドが多い企業の中では浮いた存在だが(笑)、いい刺激を与え、成長に貢献したい」と話す。

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