1951年創業の眼鏡専門店チェーンの和真が新業態「柊や(ひいらぎや)眼鏡」を23日、横浜市港北区の商業施設「トレッサ横浜」の南棟3階にオープンした。
木目を多用した約130平方メートルの店内は、国内外の有名ブランドやハウスブランドを数多くそろえ、社内資格を有するコンシェルジュが、リラックスしたスペースで客の好みに応じて商品選びをサポートするのが特徴だ。
丹下三昭・和真社長は「和真は老舗の高級店というイメージが強く、中心顧客層は45歳以上なので、それより若い層の取り込みを意識して、敷居が低い店作りをしている。やすらぎ、くつろぎを感じる森の別荘をイメージした内装だ。インテリアにこだわり、入店しやすく、従来の眼鏡店にないサロンのような空間を作り込んだ。和真の伝統と未来を融合している」と語る。売り場の他にホスピタリティーゾーンも設けた。特に女性客を拡大したい考えで、店名は女性社員のアンケート結果をもとに決定し、内装は女性デザイナーに依頼した。
柊の花言葉は、先見の明。昨年、創業者が死去し、今年を第二創業期と位置づけての事業だ。「創業期と同じチャレンジ精神で、従来の和真とは異なるアプローチを行っている。2号店も検討したい」と話した。
和真の2018年1月期の売上高は96億円で、80店舗以上を手掛けている。