アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が率いる「グッチ(GUCCI)」が、2019年夏にブランド初のハイジュエリーをスタートさせると「グッチ」を擁するケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)が仏新聞「ル・フィガロ(LE FIGARO)」とのインタビューで明らかにした。
ピノー会長兼CEOは「著名なファッションブランドは、準備が整ったらハイジュエリーに参入している。この業界に参入するには、成熟したブランドでなければならない。アレッサンドロ・ミケーレが描く豊かでユニークな世界観は、ハイジュエリーにもぴったりだろう」と同インタビューで語り、ハイジュエリーのファーストコレクションはイタリア製で200ピースを予定しており、カラーストーンを用いたものになると明らかにした。
ケリングは、「グッチ」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」といったファッションブランドだけでなく、ジュエリーブランド「ブシュロン(BOUCHERON)」やウオッチブランド「ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)」を擁している。
マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼CEOは6月に行われた株主総会で、中期目標で年間売上高100億ユーロ(約1兆2800億円)を目指すと発表。9月にはビューティ専用のインスタグラムアカウントを開設したばかりだ。
「グッチ」は1970年代に業界に先駆けてファッションウオッチをスタートし、ミケーレの監修のもとにファッションジュエリーも扱っている。