クラシコイタリアの「ラルディーニ(LARDINI)」を運営する伊ラルディーニ社は、創業40周年を記念したジャケットを東京店およびセレクトショップのストラスブルゴ各店とオンラインストアで販売している。ジャケットは、ブランドアイコンの花のモチーフ“ブートニエール”がシャドー柄で全体にあしらわれたカシミアウール素材(13万5000円)と、同じく“ブートニエール”が編み柄になったストレッチウール素材(7万5000円)の2型。
11月には40周年の記念パーティーが日本の輸入総代理店であるリデア カンパニーリミテッド主催で開かれた。会場となった東京・丸の内の「三菱一号館美術館 カフェ1894」には、CEOのアンドレア・ラルディーニ(Andrea Lardini)や自社ブランド「ラルディーニ」のルイジ・ラルディーニ(Luigi Lardini)=クリエイティブ・ディレクターをはじめ、イタリアから経営するファミリーら7人が来日した。
アンドレアCEOは、来場した取引先やメディア関係者に「日本はとても上品で、とてもおしゃれで、すばらしいマーケット。創業当時の情熱を失わず、 これからもさらに発展させていけるように努力したい」とあいさつした。またルイジ=クリエイティブ・ディレクターも「私が生まれた時から日本はイタリアと兄弟のような関係が深い国。『ラルディーニ』を日本でもさらに成長させていきたい」と続けた。
ラルディーニ社は1978年に伊アンコーナで創業した。職人の高い仕立て技術と高品質な素材選びに定評があり、数々の有名ブランドのOEM(相手先ブランドの生産)を手掛けてきた。93年に始動した自社ブランド「ラルディーニ」では常に新しい商品の提案に挑み、伝統に偏重しがちなクラシコイタリアの中で異彩を放っている。現在OEMの売り上げとほぼ同比率にまで成長しており、カンパニーの売り上げも好調だ。