CCCメディアハウスが発行するカルチャー&ライフスタイル誌「ペン(Pen)」は12月3日、旬のクリエイターを称える「ペン クリエイター・アワード2018」の授賞式をザ・ペニンシュラ東京で開催した。式の冒頭で小林圭太CCCメディアハウス社長が「この1年間圧倒的な表現をしたクリエイターたち」と語った今年の受賞者は、俳優の吉田鋼太郎や稲垣吾郎、チームラボ、女優の松岡茉優、彫刻家の名和晃平、建築家の石上純也の計6組。チームラボからは猪子寿之・代表が登壇した。
受賞者たちには、トロフィーと協賛企業である「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の特別製時計が授与された。吉田鋼太郎は「おっさんずラブ」のヒットに触れ、「見てくれた人たちからとてもアツい反応があった。飲み屋での話ではあるが、出演陣とまた続編をやりたいねと話している」とコメント。松岡は「映画『万引き家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞を受賞したことで、言語の壁などがあっても気持ちや思いで世界と通じ合えることを知った1年だった。今後も世界の人たちと映画の分野で交流したい」と夢を語ったが、しかし、安藤貴之・編集長の「世界を目指すのか」という質問に対し、「先ほど『グッチ(GUCCI)』のスペルを”ジューシー”と間違えてしまったので世界に羽ばたくにはまだまだ」と自嘲気味に話し、会場の笑いを誘った。最後に登壇した稲垣は「環境の変化もあった中、今年は『ペン』の表紙をやらせてもらうなど、今まで行って来た女性向けの仕事だけでなく、男性向けのお仕事の機会も多くいただいた。映画や舞台など、女性だけでなく男性からも支持されるような存在になりたい」と語った。
「ペン クリエイター・アワード」は2017年に設立され、今年で2回目を迎える。12月1日発売の「ペン」12月15日号では、受賞者たちのインタビューや尊敬している人、人生のターニングポイントなどを掲載している他、「今年、新しい領域に踏み込んだ8人の冒険者」として、各業界の旬のクリエイターを紹介している。