2016年に米ロサンゼルスでスタートしたスニーカーとストリートカルチャーの祭典「コンプレックスコン(ComplexCon)」が、2019年7月20~21日にアメリカ・シカゴでも開催される。場所は北米最大のコンベンションセンターであるマコーミック・プレイス(McCormick Place)。11月には例年通り、LAのロングビーチ・コンベンションセンターでも行われる予定。イベントの詳細やチケット販売については今後、「コンプレックスコン」のホームページやインスタグラムなどで随時アップデートする。
「コンプレックスコン」を主催するコンプレックスネットワークスのニール・ライト(Neil Wright)=イベント・ディレクターは「シカゴを選んだ理由はいくつかあるが、第一にシカゴは『コンプレックスコン』と親和性の高い、クリエイティブで影響力のある多くの人やブランド、レストラン、小売店を生み出している。また17年に、シカゴ現代美術館(MCA)で開かれた村上隆の展覧会に合わせて『コンプレックスコン』のポップアップイベントを行ったが、予想以上の来場者で盛り上がり、プロジェクトとして成功を収めることができた。その時、ビジネス面においてもシカゴでなら新たな『コンプレックスコン』を開催できると確信を持つことができた。過去3回の『コンプレックスコン』のDNAを引き継ぎつつも、全く新しいことができると思っている」と話した。
「コンプレックスコン」は近年、世界中で多発する“コン”や“フェス(フェスティバル)”と呼ばれるファッションコンベンションの中で最も影響力があると言われている。ファッションだけでなく、パネルディスカッションやスピーチ、アート・インスタレーション、音楽ライブ、フードなど、多彩なコンテンツが集結し、今年11月の開催時には過去最大の入場者数6万人を動員した。なお、シカゴはカニエ・ウェスト(Kanye West)やヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、ドン・C(Don C)など、「コンプレックスコン」と関わりが深い人物の出身地でもある。