ヤーマンのミネラルコスメブランド「オンリーミネラル(ONLY MINERALS)」は、長井かおりヘア&メイクアップアーティストとコラボし、石けんで落とせるミネラル100%のマルチカラー「ミネラルピグメント」(限定6色、各1800円)の限定カラーを発売する。すでにコスメキッチン、メイクアップキッチンで販売しており、SNSでも話題となっている注目アイテムで、2月1日から直営店、公式EC、バラエティストアでも販売される。また、2月1〜3日に、表参道THE CORNERでブランド発のポップアップイベント「COLOR PARTY」も行われる。長井ヘア&メイクアップアーティストが詰め込んだアイテムのこだわりや、その使い方、そして今春のトレンドメイクまでを聞いた。
WWD:今回のコラボカラーはどのようなテーマで製作したのでしょうか。
長井かおりヘア&メイクアップアーティスト(以下、長井):多くの女性を見てきたと自負していて、今の時代の女性たちに必要だと思う、そしてより多くの人に喜んでいただける色を作りました。全部私自身が欲しい色です。日頃から、この人にはこのメイク、とお勧めするのではなく、どんな人にでも合うことを発信しようと意識しています。このアイテムもさまざまなスキル、年齢の人が使用することを想定しています。
WWD:今の女性に必要な色としてこの6色を選んだ理由は?
長井:春らしいカラーをそろえたけれど、どれもシーズン問わず必要な色だと思います。アプリコットカラーは以前から私が、誰にでも似合う色と言ってきました。「YES!」はまさに誰にでも似合うアプリコットカラーで、間違いない色。チークでも、アイカラーでも可愛らしいです。さらに肌のくすみを払うライトイエローの「MORNING」や、透明感と艶を与えるミントグリーンの「MAGIC」など、一見とっつきにくい色もあるかもしれませんが、使う必要のない人がいないカラーばかりです。
WWD:パウダータイプのカラーだが、どのように使うのがおすすめ?
長井:ピグメントの良さを存分に体感するなら、指を使うのがいいですね。ワイパーのように伸ばすのがイチオシです。また、発色を強めたければ、指でパウダーを潰すイメージで置いたり、色によってはブラシを使って線のように引いたり。水溶きすればアイラインとしても使えます。リップクリームやグロスと混ぜたり、唇にリップを塗った上からオンすればリップカラーとしても使えます。
WWD:カラー別の使い方は?
長井:ミントグリーンの「MAGIC」は、ハイライターにぴったり。ワイパー塗りすると緑っぽさが消えて、艶が出ます。目元がおすすめ。肌の乾燥感が出た時にも濡れたような艶が出せます。「SIGN」は6色の中で唯一のマット質感ですが、くすみピンクにも赤みブラウンにも見える絶妙な色。くすんでしまいそうな色ですが、明るさがあります。眉毛に赤みを足すにも、アイカラーとチークのワントーンメイクにも使えます。マットは春もトレンドですし、赤みのある眉も少し人気が出てきています。「WIDE」は目元の幅や奥行きを出すための色で、ノーズシャドウやアイブロウにも使えます。他の色と組み合わせれば、より楽しめそう。どのカラーも、テクニック次第で色の出し方、使い方ができます。
WWD:ピンクの「PLAYFUL」はかなりポップな色ですが、どう使うのが正解?
長井:青いラメを配合した、一番遊び心がある色だけど、見たままの色ではなく使いやすい色。大人の方にはブラウンのアイシャドウに重ねたら赤みを帯びたり、チークにすこし被せたりするのもおすすめ。色自体を楽しむのであれば、目尻のような狭い範囲からポイントで使ってみるのは取り入れやすいです。「ミネラルピグメント」は天然のミネラルパウダーを使用しているためか、発色が柔らかいので使いやすいですね。
WWD:2019年の春は、どんなメイクアップがトレンドになってくる?
長井:カラーメイクです。これまでのメイクは、なんだかんだブラウンに逃げるところがあったけど、今年はカラー。化粧品も進化しているので、派手すぎて失敗してしまうことも減ってきた。見た目で驚かないで、使ってみてほしい。
WWD:リップやアイカラーなど、どこにカラーアイテムを使うといい?
長井:ちょっと前まではリップに濃いカラーを塗るのが定番でしたが、今年はその傾向はないかもしれない。何から始めても大丈夫。これまでは足した分、引き算するメイクが主流だったけれど、2〜3点にカラーを使っても大丈夫です。薄づき、調整できるコスメが出てきたからこそ、そういうカラーメイクができるようになりました。
WWD:それでもカラーメイクに自信がない、という人におすすめのメイクアップ術を教えてください。
長井:塗る順番がポイントです。ベースメイクの後すぐに、カラーアイテムを使う。リップに色を使うなら、アイメイクよりチークより先にリップを塗る。全体のバランスを見ながら調整できるので、失敗が少ないです。その点でも、色の調整がしやすい「ミネラルピグメント」はおすすめできるアイテムです。