1月8~11日にメンズ最大の見本市、第95回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)がイタリア・フィレンツェで開催された。春夏シーズン、来場者は色鮮やかなスタイリングが多かったが、寒空が続いた今季のピッティは、レイヤードや色使いに工夫を凝らした冬らしいスタイリングが出そろった。
ピッティの名物でもある“クラシコイタリア”で全身を固めたファッショニスタたちは安定したスタイリングを見せた一方、シャツやスーツ、コートはカーキやキャメル色など落ち着いたカラーでまとめつつ、ソックスやマフラーで柄を取り入れたり、異素材をミックスしたスタイリングで個性を演出した来場者も多かった。
来場者のファッションで特に目立っていたのは、鮮やかなブライトイエローとチェック。シャツやフーディー、スニーカーの他、アウターなどで取り入れて差し色やポイントにするのがトレンドのようだ。チェック柄にチェック柄を重ねる上級者の姿も見られた。