コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下のドイツの高級時計ブランド「A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)」が、アイコンモデル“ランゲ1(LANGE 1)”の25周年を記念してアニバーサリーモデルを10カ月連続でドロップする。高級時計が、ストリートブランドのような販売形式を取るのは珍しい。
“ランゲ1”は、「A.ランゲ&ゾーネ」復興コレクションの一モデルで、オフセンターのダイヤルや大きなデイト表示などのデザイン、ツインバレルに代表される機構で日本でも人気だ。10カ月連続ドロップの第1弾はホワイトゴールドケースで、シルバーのダイヤルにブルーの針とインデックスを備え、裏蓋にはかつての工房をレリーフ彫りする。250本限定で、価格は489万円を予定する。
その後アニバーサリーモデルは毎月24日にドロップ予定で、最終発売は10月24日。同ブランドは1994年のこの日、ドイツのドレスデン王宮でブランド復興コレクション第1弾の4本の腕時計を発表した。“ランゲ1”は、そのうちの1本だ。2本目以降は世界限定各25本。全10本の購入者には特製ボックスが付く。
そもそも“ドロップ”とは、数量限定の商品について発売の直前に告知して消費者の注目を集め、関心がピークになるタイミングで発売する方法を指す。