「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
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「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード(TOM FORD) 」は2月6日夜(現地時間)、ニューヨークで2019-20年秋冬コレクションを発表した。前シーズンのタイトスカートやランジェリー風トップスの優しいカレーパレットはそのまま、今季はパンツルックを連打した。トムは「コレクションを作る時は、前シーズンを振り返るところから始まる。前回はフェミニンなドレスやスカート、今回はパンツの気分だった」と話す。
ファーストルックは淡いブルーのシルクシャツにパープルのサテンパンツ、ライラックカラーのファーのフェドラ帽子を合わせた。マニッシュでありながら、素材や色で柔らかさを足したスタイルだ。その後も淡いピンクやパープル、グレーなどの甘さのあるパステルカラーをのせたシフォンやシルクが多出。「現代は生きる上で、疲れたり、緊張したり、不安になったり、ネガティブな感情を抱く機会も多い。だからこそ洋服にはジェントルでもリラックスできるものを求めた。過去には力強く派手なものも手掛けてきたし、そういったスタイルは今でも好きだが、今シーズンはリラックスしたい気分。ラグジュアリーであるため、シンプルかつソフトでもテーラリングはシャープに仕上げた」。
後半にはレッドとレッドや、得意のブラックのルックが登場。「カギを握るのは素材選びとシルエット。リッチなベルベットやサテンは、色で失敗することが少なく、ラグジュアリーに仕上がるから僕にとっては鉄板だ。誰かをハグするならベルベットやカシミア、サテンなど、上質な素材の方が良いだろう(笑)?物が溢れる世の中でだからこそ、触り心地と着心地は重要だ。黒い服は、シルエットに目が行くから好き。真のラグジュアリーは、色よりシルエットだと思う」。
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「トム フォード」2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクションのメイク KELLY TAUB / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
トムは、「メイクも一緒だ」と続ける。「色より顔の立体性や肌作りが最優先。メイクのベースは美しく整った肌、凛々しい眉、個性を生かした骨格の強調にある。最後に、目元にポイントを置くことが多い。口元に強い色を置いてしまうと、そこにしか目がいかなくなる。でも人と話すときは、目を見るだろう?だからパワフルなアイメイクが好き。今季もヌードな肌作りとリップ、柔らかいスモーキーアイにこだわった」。
また、帽子やコートにはリアルとエコ双方のファーを用いた。「ファーフリー宣言できないのは、エコファーも問題が山積みだから。動物愛護という観点からは良い選択かもしれないが、石油から作られるため生分解するのに何年もかかる。一方リアルなファーをすぐに捨てる人は少なく、使わなくなったものは売ったり、世代で受け継いだりするもの。捨てたとしても分解されやすい」とファーについての意見を語った。