良品計画の「無印良品」は、15日から日用品を中心に約60品目を値下げした。
今回の値下げ対象品は衣料品や生活雑貨など。品質は維持しつつ、適切な産地や素材を選定し直すなど生産時の無駄を省いて買い求めやすい価格を実現した。値下げにより来店客数の増加につなげる。
“脇に縫い目がない 天竺編みVネック半袖Tシャツ・2枚組”が1290円(以下、全て税込)から300円値下げし990円に、“スチールユニットシェルフ・スチール棚セット”が1万1900円から2000円値下げして9900円に、“オーブントースター・縦型”が6500円から4990円に価格改定するなど、最大で2割安くなる製品もある。
同社では2017年からシーズンごとに値下げを実施しており、18年春夏は全商品の4割に相当する2400品目の価格を見直した。衣料品を中心に、安価な人件費や低い関税を求めて中国からASEAN諸国へ生産拠点を移し、取引工場を集約するなどして生産コストを削減している。