ビューティ

「シャネル」の豪華すぎる化粧品アトリエも NYの最新ビューティスポットを一挙紹介

 トレンドの最先端を走るニューヨークでは、新しいビューティスポットが次々と誕生している。そこで2019-20年秋冬ニューヨーク・コレクション取材の合間に、注目のビューティスポットを直撃してみた。日本未上陸だったり、ユニークなコンセプトの最新スポットを紹介!

1 ATELIER BEAUTE CHANEL
(アトリエ ボーテ シャネル)

 「シャネル」が2019年1月、ソーホーの一角にビューティ専門のストア「アトリエ ボーテ シャネル」をオープンした。建物の2階にあり知る人ぞ知る店舗はラグジュアリーな空間そのもの…….!店内に入ると荷物や上着はクローゼットとロッカーに預け、まずはカウンターでチェックイン。そこでカルテを渡され店内を回って購入したい製品をチェックしていくシステム。広々とした店内はスキンケア、メイク、フレグランスゾーンに分かれており、製品は全て試し放題。基本的にはセルフサービスだが、申し出ればスタッフはフレンドリーに製品を案内してくれる。また徹底しているのは世界観だけでなく衛生面だ。製品は全て使い捨てのアプリケーターを用意し、ブラシもきれいなものと使用済のものを分けてある。例えば人気のリップは、1回分ほどの量をプラスチックのケースに入れて提供。何個でも持ち帰りOKで、数多くあるリップの中から自分が好きな色・テクスチャーが見つかるはず!また入口付近には休憩や談話できるラウンジがあったり、奥にはメイクレッスンを行うセミナールームがあったり、買い物以外を楽しめるスペースも充実。これであって予約は不要、入場料も無料だ。自分のペースで買い物しながらラグジュアリーな空間も楽しめる、今までにない店舗が誕生!(住所:120.5 Wooster Street)

2 SHOWFIELDS
(ショーフィールズ)

 自称”世界一面白い店舗”とうたうショーフィールズは昨年12月にオープンしたばかり。ダイレクトトゥーカスタマー(DtoC)ブランドを主に扱うショールーミングストアだ。今までネットで直接製品を販売していたブランドが複数集まり、それぞれ区切られた部屋を与えられている。ウエルネスフロアの1階にはエクササイズマシーンやカスタマイズできるシャンプー・コンディショナーブランド、電動歯ブラシのサブスクリプションサービスを提供するブランド、オーストラリア発のボディーケアブランドなどが出店。どこのスペースもインスタ映えを意識したインスタレーションなどが置いてあり、写真を撮っている人が大勢。資金や規模の問題で実店舗を出せなかったブランドが出店することによって直接カスタマーと触れ合うことができるスペースになっている。ボディーケアブランド「フランクボディー(FRANK BODY)」ではテスターのボディースクラブの中から好きなものを投票できる仕掛けがあり、その情報がブランド側に送られ消費者のフィードバックを得られる仕組みだ。ちなみに3月には2階のホームフロア、3階にファッションフロアをオープンする予定だ。(住所:11 Bond Street)

3 SAKS FIFTH AVENUE
(サックス・フィフス・アベニュー)

 サックス・フィフス・アベニューのビューティフロアが昨年5月にリニューアル。1階から2階に移動し、スペースを4割ほど増したフロアは化粧品やフレグランスブランドのほか、アイブロウバーやスパ、フロア内のブランドをまたいでメイクアップサービスができるビューティコンシェルジュも。中でも注目は、マッサージなどで顔のリフトアップやトーンアップを目指す「フェイス ジム(FACE GYM)」だ。北米1号店となる同店舗ではエクササイズジムのようなスポーティーな内観に椅子が並び、マッサージなどによる顔のワークアウトを受けられるという新しい発想のエステ!その他まだ店舗数が限られている「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」の店舗では、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターが監修した、サックス限定のフレグランスラインもそろう。店員に話を聞いてみたところ、現在フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)前クリエイティブ・ディレクターとメイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が監修した現状のパッケージはリニューアル予定だという。今絶好調の「グッチ」、その世界観がメイクにも表現されたら人気が出そう…….!(住所:611 5th Avenue)

4 GLOSSIER(グロシエ)

 ミレニアルズに大人気のブランド「グロシエ」が昨年11月に待望の旗艦店をチャイナタウンにオープンした。もともとショールームストアとしてあった店舗を改装し、スペースも拡大した。相変わらず平日でも大人気で、店内は大勢の人で賑わっていた。新しくなったスペースを並べているだけでなく、スキンケアを試せる洗面台や巨大なアイブロウマスカラのオブジェが並ぶフォトスペースも設置。購入したい製品を店員に伝え、iPad上で決済を済ませるシステムはそのまま。ちなみに製品はアイコニックなピンクの袋の中に入れられ、ベルトコンベイヤーで運ばれるという、これまたインスタ映えしそうな仕掛けも。(住所:123 Lafayette Street)

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