日本ゴアは、「ゴアテックス(GORE-TEX) プロダクト(以下、ゴアテックス)」を用いた女性向け製品の説明会および体験会を女性向けメディアを対象に行った。説明会ではスタイリストの小山田早織がオン・オフと旅をイメージしたスタイリングを提案し、「ゴアテックス」が女性のライフスタイルに寄り添った製品であることをアピールした。
「ゴアテックス」といえば、防水透湿性素材としてアウトドアやスポーツウエアの分野で広く知られているが、今回のイベントでは女性にうれしい機能とファッション性を兼ね備えた素材としての「ゴアテックス」をアピール。その理由を「近年、女性のライフスタイルに寄り添った商材の売り上げが伸びており、グローバルにライフスタイル分野を強化している」と広報担当者は言う。
同社は18-19年秋冬向けから、より幅広いシーンに向けて「ゴアテックス」よりも柔軟な基準の新ブランド「ゴアテックス インフィニアム プロダクト(GORE-TEX INFINIUM PRODUCTS)」をスタート。従来の「ゴアテックス」はゴア社が徹底した製品テストを行っており、販売後も防水・防風・透湿性はゴア社が保証しているが、新ブランドでは品質基準テストはなく、防水性にとらわれず多様な機能と快適性を追求した製品を、同社の機能性を生かした生地をアパレル企業がより柔軟な発想で使えるようになる。
「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のトレンチコートを着て登場した小山田は、「インナーとブラウスとコートだけだけど、全く寒くない。『ゴアテックス』の機能性をまさに実感している。オールシーズン使える万能アイテムだ」とコメント。「『ゴアテックス』はもともとアウトドアやストリートのイメージが強く、キレイめを好まれる方や大人の女性には取り入れにくいと思われがち。そういった方に向けてスタイリングを組んだ」と言い、「ザ・ノース・フェイス」のベージュトレンチコートを軸にしたオンスタイル、「エーグル(AIGLE)」のマウンテンパーカを軸にしたオフスタイル、「フォックスファイヤー(FOXFIRE)」のコートを軸に旅スタイルを提案した。
「ゴアテックス」は1969年に誕生した防風性・防水性・透湿性(汗の水蒸気を逃がし、衣類内のムレを防ぐ)を兼ね備えた機能素材。米国のW.L.ゴア&アソシエイツ(W.L.GORE & ASSOCIATES)は1958年創業で、売上高は30億ドル(約3300億円)を超える。