サザビーリーグの新子会社メゾンスペシャルは、同社第1号のアパレルブランド「メゾン スペシャル(MAISON SPECIAL)」の旗艦店を3月2日、東京・南青山(東京都港区南青山5-4-1)の「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」跡地にオープンする。オープンを前に1日、プレスや関係者に向けた内覧会が行われた。
ストアのデザインコンセプトを“リノベーションファクトリー”とし、味わいのある⽊材や⼯業的な建築資材に、ガラスや⼤理⽯調の石などを組み合わせることで、“ハイファクトリー×ハイファッション”を表現したという。デザインアクセントにブランドキーカラーの“⾚”を用いた。また、「3.1 フィリップ リム」の店舗で用いていた床の木材を半分程度再利用もしている。
帰山元成メゾンスペシャル社長は「それぞれの人のスペシャルな日常をつくり出す服の提供を目指しているが今日、私を含め20〜50代のスタッフが着ている姿を目にして、それぞれの個性が生きる服になっていると感じた。あらためて、いろんな体形の幅広い年齢の人それぞれの“スタンダード”が見つかるブランドだと実感した」と話す。
2層構造だが、階層でメンズ・ウィメンズと分けずに表現した。帰山社長は、「ウィメンズに付属するメンズではなく、またその逆でもない。それぞれが引き立つようなブランドにしたい」とその理由を話す。顧客イメージは、「(隣接する、ベイクルーズグループが手掛る)シティショップにランチに来るような方がターゲット。だから、(会社は違うが)街全体で相乗効果が生まれるように協力していく」と語り、まずは今回の内覧会とレセプションでシティショップのケータリングを用意した。さらに明日からは、オープンを記念して2万5000円以上の購入者先着50人にシティショップのランチチケットをプレゼントする。「今後もさまざまなに取り組み、エリア全体、さらにはファッションを盛り上げたい」と意気込む。
6日には、新宿ルミネ2の2階にウィメンズショップを、5階にメンズショップを開く。2月28日には一足早く、自社サイトに加えて「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」と「エルショップ(ELLE SHOP)」にオンラインストアをオープンした。5年後に売上高50億円を目指す。