ファッション

ディーゼルのCEOが退任へ 後任は未定

 ディーゼル(DIESEL)のマルコ・アニョリン(Marco Agnolin)最高経営責任者(CEO)が3月28日付で退任する。同氏は「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス(INDITEX)の「ベルシュカ(BERSHKA)」で7年間経験を積んだ後、2018年1月に現職に就任した。後任は決まっておらず、同氏は退任後も数カ月ほど取締役会に残留する。

 ディーゼルの米子会社であるディーゼルUSA(DIESEL USA)は、米国内で17店と11のアウトレットを展開しているが、3月5日に日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用をデラウェア州の破産裁判所に申請した。同子会社のCEOは、レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)=ディーゼル創業者兼OTB会長の息子であるステファノ・ロッソ(Stefano Rosso)が務めている。

 「ディーゼル」は、影響力のあるデザイナーと協働する「レッドタグ プロジェクト(RED TAG PROJECT)」の第3弾としてゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)が2月に発表したばかりの新ブランド「GR ユニフォーマ(GR UNIFORMA)」とのコラボコレクションを、イタリアのベネチアで開催される国際アート展「第58回ベネチア・ビエンナーレ(VENICE BIENNALE)」で5月9日に披露する。こうした計画済みのイベントなどをスムーズに実施するため、アニョリンはCEO退任後もしばらく取締役会に残るという。なお、このコラボコレクションはセレクトショップのドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)のほかはショールームのトゥモロー(TOMORROW)が選定した小売りでのみ販売される。

DIESEL x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。