ルミネとアッシュ・ペー・フランスは、ニューヨークの気鋭デザイナーによるファッション&アートイベント「ニューヨークニューワーク(以下、NYNW)」を3月21〜24日に東京・新宿のルミネゼロで開催している。
2回目の今回は “ダイバーシティー(多様性)”や“インクルージョン(多様性の受容)”を意味する「スペクトル」をテーマに、ニューヨークやメキシコ、オランダなどを拠点にする8組のデザイナーが参加している。参加ブランドに共通するのは、ジェンダーレスやエイジレスなどをコンセプトに掲げて、作品に反映している点。展示空間は家の間取りに着想を得て、キッチンや寝室などの部屋ごとに各デザイナーたちが最新の2019-20年秋冬を含むコレクションの展示を見ることができる。入場は無料。
キッチンの空間を作ったのはピエール・デイビス(Pierre Davis)によるロサンゼルス発の「ノー セッソ(NO SESSO)」、ダイニングルームはメキシコ出身のラウル・ソリス(Raul Salis)による「エルアールエス(LRS)」。寝室をオランダ・アムステルダム拠点の「メゾン ザ フォー(MAISON THE FAUX)」とニューヨーク発の「ヴァケラ(VAQUERA)」がそれぞれ彩り、リビングルームをLA拠点の匿名デザイナーによる「シックスティーナイン(69)」、バスルームをニューヨークのジュエリーブランドの「クリスハバナ(CHRISHABANA)」が担当した。書斎を「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」の共同設立者であるラウル・ロペス(Raul Lopez)の「ルアール(LUAR)」、礼拝室をメキシコ出身のヴィクター・バラガン(Victor Barragan)による「バラガン(BARRAGAN)」が作り上げている。
イベント全体のアートディレクションを担当し、バスルームの空間を担当したクリス・ハバナは「家にゲストを招く感覚で、各デザイナーたちがルミネゼロにアイデンティティーの詰まった空間を作った。別の国のデザイナーたちがこうして東京で自由なクリエイションを見せることが “新たな多様性”を提示するコミュニケーションになっている」と語った。
会場入口にはギフトショップを設け、それぞれのブランド制作した日本限定のアイテムなどを販売している。
■第2回「ニューヨークニューワーク」
日程:3月21〜24日
時間:11:00〜19:00/デザイナー滞在時間は各日16:00〜18:00
場所:ルミネ0
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 ニュウマン5階