30日に横浜アリーナで開幕した「第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER(以下、TGC)」の後半は、新木優子のランウエイウオークでスタート。ライダースジャケット型でシースルー素材、首元には“SERPENT(蛇)”とレタリングされた超個性的なトップスが主張する一方で、スキニーデニム、黒のブーツと他はシンプルにまとめた。
新木の登場から始まった長瀬哲郎プロデュースのTGCスペシャルコレクション第2弾は、1980年代のロンドンがテーマ。ブラックウォッチやグレンチェックといった英国の定番柄に、レオパードやヘビなどのアニマル柄を合わせたトレンド感満載のスタイリングを押し出した。その後は「ケービーエフ(KBF)」「スライ(SLY)」などのランウエイに桐谷美玲、堀田茜といった前半未登場の人気モデルもランウエイに続々と現れた。
とはいっても、若い女性が集まるTGC会場がひときわ沸くのは、やはりイケメンが登場する瞬間。女性モデルがほとんどだった前半から一転、柳俊太郎、竜星涼ら男性モデルが端正なテーラードスーツ姿で登場してランウエイに華を添えた。俳優でありながらゲストトークは一切なし、ウオーキングだけでステージを去った志尊淳も存在感抜群だった。
そしてこの日、最も大きな黄色い声援を受けたのが、ジャニーズの“山P”こと山下智久。当初は出演できない予定だったものの、「ドラマ撮影の合間を縫って来ることができた」と爽やかな笑顔を見せた。観客席からサプライズ登場して数分だけのステージだったが、観客席からの黄色い声援はステージ脇に消えるまで鳴り止まず、前半の吉沢亮、新田真剣佑ら人気若手俳優を抑えて一番の盛り上がりを見せた。
終盤になっても、人気アーティストの大原櫻子、日向坂46のライブや「PRINCE OF LEGEND」の再登場、フィナーレにはTGC初登場の「ローラス(ROLLA‘S)」(ジャック・オブ・オール・トレーズ)のショーでママモデルの木下優樹菜が登場するなど、最後まで歓声が鳴り止まなかった。