「WWDジャパン」4月15日号の表紙は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の川久保玲デザイナーがディレクションする東京・銀座のセレクトショップ、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で開催された新イベント「オープンハウス」のために集まったデザイナーやアーティスト、関係者の集合写真です。世界中の若手ブランドから歴史あるブランドまでがこの1日のためにさまざまなコンテンツを企画。オンラインでモノが売れていく時代に、リアル店舗でデザイナーに会える機会はまさに“オフ会”。中面ではイベントをリポートしています。
特集は「バイヤーに聞く2019-20年秋冬イチ押しブランド&アイテム」をお届けします。主要都市のファッション・ウイークを訪れたセレクトショップと百貨店の自主編集売り場の21ショップ、22人のバイヤーにアンケートを実施。買い付けのプロがリアルに売れると予測するブランドやアイテムを紹介します。
また、スイス・バーゼルで開催された世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」 をリポート。高額な出展料や運営体制に対する長年の不満から、出展や来場者が大幅に減少し、同見本市の存続が危ぶまれる中、各ブランドが“値頃感”のあるモデルを披露していたのが特徴的でした。「ブルガリ(BVLGARI)」「Gショック(G-SHOCK)」「シャネル(CHANEL)」などの新作を紹介しています。
ニュース面では、今、知っておくべきサステイナビリティー最新事情“循環型ファッション”にフォーカスしています。H&Mファンデーションがスウェーデン・ストックホルムで開催した「グローバル・チェンジ・アワード」の取り組みを紹介し、“循環型ファッション”について解説。サステイナブルファッションのエキスパート、レべッカ・アーリー=ロンドン芸術大学教授兼サーキュラーデザインセンター共同代表のインタビューも掲載しています。
新連載「齊藤孝浩のファッション業界のミカタ」がスタート。「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)の著者でもある齊藤孝浩ディマンドワークス代表を迎え、企業の決算書を読む際にどこに注目し、どう解釈するかを明らかにしていきます。記念すべき第1回は「ザラ」を擁する世界ナンバーワンSPA企業インディテックスの決算書を読み解いています。