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2018年下半期雑誌売り上げランキング 宝島社が依然トップも“子育てママ”誌が善戦

 新聞や雑誌などの販売部数を公査する一般社団法人日本ABC協会が、同協会に加盟している雑誌の2018年下半期(18年7~12月)の販売部数を発表した。

 ファッション雑誌系では1位が「オトナミューズ(otonaMUSE)」(宝島社)で月間平均販売部数17万9732部、2位が「スウィート(sweet)」(宝島社)で17万8073部、3位が「リー(LEE)」(集英社)で16万7669部、4位が「リンネル(Liniere)」(宝島社)で16万7669部、5位が「インレッド(InRed)」で15万3768部。1位の「オトナミューズ」は17年下半期の14万1542部から約27%増と部数を大きく伸ばした。

 上位5誌のうち4誌を占める宝島社が、雑誌付録の商品力を軸に販売部数を維持している一方で、30代の“子育てママ”層に支持を受けている「リー」や7位の「ヴェリィ(VERY)」(光文社、販売部数13万1206部)が健闘。明確なターゲティングをもとに強いブランド力を確立した媒体が堅調だ。5月27日発売の「WWDジャパン」雑誌特集で登場した14誌の編集長も媒体のブランド力確立と強化のための施策を模索し、実施している。

 ビューティ・コスメ誌では「美的」(小学館)が10万778部でトップ。続いて「マキア(MAQUIA)」(集英社)が2位で9万5955部、「&ロージー(& ROSY)」(宝島社)が3位で7万4030部。その後、やや水をあけられた形で「美ST」(光文社)が4万4367部、「ヴォーチェ(VOCE)」(講談社)が4万3312部と続いた。

2018年度下半期 ファッション雑誌系・販売部数ランキングTOP20

1位:「オトナミューズ」(宝島社)17万9732部
2位:「スウィート」(宝島社) 17万8073部
3位:「リー」(集英社)16万7669部
4位:「リンネル」(宝島社)16万2835部
5位:「インレッド」(宝島社)15万3768部
6位:「ニコラ」(新潮社)13万8832部
7位:「ヴェリィ」(光文社)13万1206部
8位:「モア」(集英社)13万772部
9位:「ストーリィ」(光文社)11万7596部
10位:「ミニ」(宝島社)11万3693部
11位:「美人百花」(角川春樹事務所)10万9986部
12位:「ポップティーン」(角川春樹事務所)10万8307部
13位:「ウィズ」(講談社)10万8015部
14位:「モノマックス」(宝島社)10万5381部
15位:「ノンノ」(集英社)10万5182部
16位:「大人のおしゃれ手帖」(宝島社)10万1969部
17位:「スプリング」(宝島社)10万1450部
18位:「美的」(小学館)10万778部
19位:「グロウ」(宝島社)10万148部
20位:「マキア」(集英社)9万5955部

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