「グッチ(GUCCI)」は6月26日、AR技術を用いた試着コンテンツを公式アプリに導入した。試着できるのはブランドのキーアイテムである“エース”スニーカーで、現在アプリ上では全19型をラインアップしている。
新機能では、画面上で好きな“エース”スニーカーを選択し、カメラを足元に向けると試着や撮影をすることができる。また同機能はECストアと連携しており、選択したスニーカーをそのまま購入することも可能だ。AR機能の精度は高く、自分のサイズにぴったりのスニーカーが映し出され、足を動かすとスニーカー上部だけでなく側面のデザインも確認できるようになっている。なお、この機能はiOSにのみ対応している。
今回のコンテンツはベラルーシを拠点とするベンチャー企業ワナビー(Wannaby)との協業で開発したもの。同社はAR技術を用いることで、消費者のオンラインショッピングに対する心理的ハードルを下げることに取り組んでいる。1月にはスニーカー試着ARアプリ「ワナ キックス(WANNA KICKS)」を発表し、 数日間で50万人以上のユーザーへのリーチを記録した。