「オルビス(ORBIS)」は9月21日、全顔用のシワ改善美容液「リンクルホワイトエッセンス」(30g、4500円)を通信販売および全国のオルビスショップで発売する。シワ改善のほか、美白効果についても認可を受けた有効成分、“Wナイアシン”を配合している点が特徴。肌のエイジング現象として代表的なシワのほか、シミへのアプローチも行う。
有用成分の有用成分の“Wナイアシン”を配合した同製品はポーラ・オルビスグループのポーラ化成で開発を行い、今年5月下旬に厚労省からシワ改善と美白の医薬部外品認可を取得、製品発売に至った。さらにシワ改善と美白の効果を底上げするサポート成分の“ベースエスハンサー”を採用し、肌内部のコラーゲン産生やコラーゲンそのものにアプローチする。テクスチャーは体温で溶け込むオイル状ながら、塗り込むごとにゲル状へ変化する点も特徴で、なめらかに伸びながらシワが気になるパーツに留まるハイブリッド処方に仕上げている。
ポーラ・オルビスグループは2002年からシワ改善研究を続けており、17年に「ポーラ(POLA)」から「リンクルショット メディカル セラム」を発売し、シワ改善市場を作り上げた。その後、競合他社も市場参入しているが、同社の調査によると、シワ改善美容液を利用したことがある消費者は16%に留まっていたという。
「そのため、今回の製品は“国民的シワ改善美容液”をコンセプトに、確かな効果と続けやすさを意識して開発に取り組んだ」と杉本豊明・オルビス商品企画部。多くのシワ改善美容液は口元や目元などのパーツケアを目的としているが、手軽に多くの効果が手に入るよう、全顔用に設計した。そのほか、「今、市場に出ているシワ改善美容液は1万円前後が主流だが、手に取りやすい価格は5000円前後」という理由から、中価格帯の「オルビス」ブランドから4500円という価格で発売することで、多くの消費者へ訴求する。
なお、同製品は19年中に6.6億円の売り上げを目標としている。