8月19日号は、7月パリ・オートクチュールで発表された2019年新作ハイジュエリーを一挙に紹介します。今年の話題は、なんと言っても「グッチ(GUCCI)」のハイジュエリー参入。クチュール期間中にヴァンドーム広場にジュエリー専門のブティックもオープンした「グッチ」がなぜハイジュエリーをスタートさせたか、また、そのクリエイションの背景について、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のメッセージも盛り込みながら迫ります。
ハイジュエリー特集では、「カルティエ(CARTIER)」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」をはじめとするジュエラーの渾身の新作から、20周年を迎えた「ディオール ファイン ジュエリー(DIOR FINE JEWELRY)」や「シャネル(CHANEL)」などクチュールメゾンによるハイジュエリーの見どころをフィーチャー。各メゾンのジュエリーの魅力はもちろんのこと、活況のハイジュエリー業界における顧客へのおもてなし、ジュエラーの聖地であるヴァンドーム広場の改装ラッシュについて地図入りで紹介しています。
イタリアのファッション素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」の20-21年秋冬向けの傾向をリポートします。トレンドは“官能性”が鍵になり、薄さや軽さ、透明感のある素材がポイントに。また需要の高まりを受けて、環境に配慮した素材がさらに充実しました。特に生産工程のトレーサビリティー(透明性)を示す企業が増えており、テキスタイル生産における環境負荷を数値化したり、工程を可視化したりと驚きの新技術も登場しました。
ニュース面では、20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて免税エリアを増床する羽田空港を取り上げました。国際線旅客数は過去6年間で約1000万人増加しており、さらに国際線の年間発着枠は20年夏までに大幅に増える予定です。さらなる旅客数増加を見据え、商業施設の開発に拍車をかける羽田空港の経営戦略に迫ります。
話題書籍「アパレル・サバイバル」(日本経済新聞出版社)の著者でもある齊藤孝浩ディマンドワークス代表の「ファッション業界のミカタ」では、欧米企業の年次報告書から企業動向を読み取ります。決算報告書からだけではわからない、企業が世界の投資家に訴えたいポイントとは? 「インスタグラム全盛期を攻略せよ」では近頃増えているテキスト入り写真の効果を検討します。ほかにも人気連載盛りだくさんの最新号は要チェックです。