「WWDビューティ」8月22日号は美容医療の特集です。美容誌で美容医療がクローズアップされるようになってから約20年。“シミ取り”や“プチ整形”など、肌や顔立ちに悩みを抱える女性の心をつかむキーワードが話題を呼び大きな盛り上がりを見せましたが、それでも長い間、美容医療は秘め事として扱われてきました。しかし現在はテレビCMなどの宣伝効果や費用の値下がりなどとも相まって、スキンケアやメイクアップの延長線上にあるケアとして受け入れられるようになりつつあります。
美容医療が幅広い世代に浸透している点も現在の特徴ですが、顔やパーツに手を加えてかわいさを求める10〜20代、額や目尻のシワなどのエイジングサインの修正を求める大人世代など、ニーズは年代によって異なります。特集では、美容医療の現場で人気が高いメスを使わない非外科的治療をフォーカスし、20代と40代それぞれの傾向と人気の施術を取り上げました。
また、近年の美容医療業界での注目のトピックとして、インバウンド需要と海外進出が挙げられます。技術のみならず世界の美意識にマッチした施術が求められている昨今の現状や、日本人による“渡韓整形”の現実と問題点も取材しました。そのほか、WWD JAPAN.comのSNSで行った美容医療調査結果や、美容整形口コミアプリについても紹介しています。
ニュース面では、「ガーデン(GARDEN)」と「マジコ(MAGICO)」がサロンの垣根を超えてコラボレートしたヘアサロンブランド「ゲーム(GAME)」の意図と第2弾の取り組みについて、「マジコ」の上原潤一郎代表に話を聞きました。また、日本に再上陸する米国メイクブランド「スティラ(STILA)」、マツモトキヨシとココカラファインの経営統合も掲載。資生堂、花王、ポーラ・オルビスホールディングス、アイスタイルの決算発表も紹介しています。
そのほか、「エルメス(HERMES)」の元専属調香師、ジャン・クロード・エレナ(Jean Claude Ellena)がクリエイティブ・ディレクターに就任した「クヴォン・デ・ミニム(LE COUVENT DES MINIMES)」、「カバーマーク(COVERMARK)」のジェル状おしろい、「ルシェリ(LECHERI)」から発売される日本初のシワ改善化粧水&乳液、ヘアサロン「アビー(ABBEY)」と共同開発したビーバイ・イー初のサロン専売ブランド製品の話題も必見です。