ビジネス

三井不動産の日本橋再開発が新ステージへ 20年後、川沿いに1.2キロの親水空間を創出

 三井不動産は29日、2004年にスタートした東京・日本橋の再開発計画の新ステージを発表した。2020年に着工する日本橋エリアの首都高速道路の地下化を踏まえ、日本橋川沿いに商業施設や飲食店、歩行空間、広場、オフィスなどを整備し、幅約100メートル(川幅含む)、全長約1.2キロメートルの広大な親水空間を創出する。開発は2035~2040年に終了予定で、総事業費は「数千億円~1兆円の間」(菰田正信社長)という。

 親水空間にはアートや憩いのスペースも整え、それらを活用したフェスティバルやカンファレンスを実施する。国際的な求心力のあるエリアとなることを目指す。また観光や通勤に活用する河川舟運の整備にも注力し、同エリアを中心とする舟運ネットワークを作る。「江戸時代の日本橋は、五街道の起点として日本全国から人・モノ・コトが集まるイノベーティブな街だった。その本来の姿を取り戻す」(菰田社長)。

 同エリアの再開発は「コレド日本橋」の開業を皮切りにスタート。商業施設、飲食店、文化施設の誘致のほか、地元の催事のサポートなどにより、オフィスが中心だった日本橋エリアの機能を多様化させている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。