花王は11月9日、多忙な現代女性に向けたブランド「ソフィーナ iP(SOFINA iP)」の人気美容液「ベースケア セラム(土台美容液)」をリニューアルする。また、土台美容液後に使うアイテムとして化粧水と乳液の機能を両立させた「インターリンク セラム」も同時発売し、2ステップケアの“ダブル美容液システム”を新たに提案する。さらにデジタルサービスとしてLINEを活用した「肌id」を10日に開設し、製品とサービスの両軸で現代女性の美を24時間365日サポートする。「ソフィーナ iP」の売り上げは、2025年には18年比で3倍を目指す。
15年に誕生し18年に改良した「ベースケア セラム」は、初回購入者の61%が再度購入するという高いリピート率で、国内の美容液市場で2年連続No.1を獲得している(インテージ SRI 美容液〈美白除く〉市場 2018年8月~19年7月 ブランド別累計販売金額・個数)。効果実感の高さや持っている化粧品に1品プラスするだけの効率のよさが受け入れられているが、今回さらに効果と効率を両立させて短期間で高い肌改善をかなえる新アプローチに進化させた。同社の片山靖スキンケア研究所は、「美しい肌の実現は身体機能に働きかける皮膚の力と皮膚が本来持つ美しくなろうとする力を高めることが大事。炭酸製剤が角層の細胞間脂質の構造を一時的に緩めることを新たに発見し、土台美容液使用後に使用する美容成分の浸透を高め、また“角層表面再整技術”を採用しているので短期間で肌の生まれ変わりを高める」とコメント。
土台美容液の後に使用する「インターリンク セラム」は、角層状態を滑らかに整えて“なりたいきれい”に導く美容液。なりたい肌タイプに合わせて「潤って柔らかな肌」「潤って弾むようなハリ肌」「潤って明るい肌」の3タイプを用意する。
池辺順子ソフィーナ事業部長は、「花王の化粧品は皮膚科学と健康科学を融合させた生命美容科学の考えのもと、体全体の機能を使って美しくなることを提案している。肌の土台は『ソフィーナ iP』の3製品で整う。『肌id』では肌チェックやお客さまのタイプに合わせた美容情報発信などを行い、忙しい女性に寄り添いながら継続的にサポートする」と語る。
また同日には、体の中からも美肌に導くアイテムとして「クロロゲン酸 飲料 EX」も登場。既存のドリンク「クロロゲン酸 飲料」に含まれる“コーヒー豆由来クロロゲン酸類”に肌の水分量を高めることを確認したことから、機能性表示食品としてパッケージも新たに発売する。