増永眼鏡の歴史は、1905年に増永五左衛門が大阪から眼鏡職人を招いて、福井県で地場産業を築くために創業したことに始まる。その高い技術力は評判を呼び、眼鏡を昭和天皇に献上したほか、皇太子殿下(今上天皇)、吉田茂元首相などが同社を訪れた。
100年以上の歴史を持つ“眼鏡産業の祖”が、伝統のモノ作りを継承するハウスブランド「マスナガ シンス1905(MASUNAGA SINCE 1905)」の新シリーズ“マスナガ コード(MASUNAGA CHORD)”を10月1日に発売した。
ミニマルデザイン
装飾性を極力排したミニマルなデザインのフレームは、薄くて軽量。ベータチタンと18金イエローゴールドを直接接合するフレームの設計は、恐らく世界でも増永眼鏡のみが持つ高度なテクニックだ。9月27日 から30日までパリで開催された国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」でも発表し、メイド・イン・ジャパンの技術力は高い評価を得た。過去の「シルモ」では、出展社の中から優秀なブランドに贈られる「シルモ・ドール賞」を3年連続で受賞するなど、品質は世界レベルだ。
「マスナガ シンス1905」シリーズは男性的なイメージが強いが、“マスナガ コード”は女性も意識したユニセックスなデザインで、新しいファンの獲得と認知度の向上を図る。価格はチタン+18金のモデルが12万5000円で、弾力性が高いチタン合金“ゴムメタル”を採用したオールチタンのモデルもあり、価格は4万5000円。
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「マスナガ シンス 1905」の
本物の掛け心地
昭和天皇に献上した3本のラウンド型フレームをもとにデザインされた“GMS”シリーズや、1970年の大阪万博で後世に残したいものとしてタイムカプセルに収納されたモデルの復刻版として誕生した「光輝(KOKI)」シリーズなど、「マスナガ シンス 1905」のシリーズはどれも歴史を感じさせるストーリー性と伝統に育まれた技術が注ぎこまれている。
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増永眼鏡
03-3403-1918
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