ビューティ

美容室向けの新ヘアカラー剤「ティントバー」が誕生 1本で高彩度の発色が可能に

 ヘアカラー剤の「スロウ(THROW)」などを手掛けるビューティーエクスペリエンスは11月6日、新たにヘアサロン用のヘアカラー剤「ティントバー(TINTBAR)」を発売する。同製品は人気ヘアサロン「エアー(air)」の協力を得て開発。アルカリカラーでありながら、ヘアマニキュア(酸性カラー)並みの高彩度発色を可能にする。第1弾は、“サワーグリーン”“パーフェクトシアン”“インディゴブルー”“ベリーベリーピンク”“タイガーリリー““クリア”の6色を展開する。

 「ティントバー」は、“アクセントカラー”といわれる、ほぼ色みの染料のみで作られた色だけをラインアップしているのが特徴だ。従来のヘアカラー剤でもアクセントカラーは数色ラインアップされているが、それだけで構成されるヘアカラー剤というのが大きなポイントだ。加えてインパクトのあるネーミングやポップなパッケージデザインも美容室向けのヘアカラー剤としては新鮮だ。

 開発の背景としては、ダブルカラーやインナーカラー、裾カラーなど、ビビッドなカラーを使用した個性のあるカラーデザインがトレンドとなっており、その流れから、ブリーチ後に高彩度発色のヘアマニキュア(酸性カラー)やカラートリートメントを使用するケースが増えていることが挙げられる。そこで、カラーチェンジがしやすく、 美容師が使い慣れたヘアカラー(アルカリカラー)で、高彩度発色を実現するヘアカラー剤を開発したという。「ブリーチ力は通常のヘアカラー剤の6レベル程度。新生毛に塗布した場合は、明度は高くならないが、低明度でも彩度の強さは感じられる」と同社の担当者はコメントする。

 今回の「ティントバー」で彩度の高いラインを展開することで、 同社の寒色系に強いヘアカラーブランド「スロウ」だけでは表現できなかった色みの提案も可能となった。第1弾の後は、2020年3月に5色、6月に4色を追加する予定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレル業界“裏方”の進化に迫る 「OEM・ODM特集」

アパレルは、彼らをなくして語れないー。そう言い切れるほど、企画・生産において重要な働きをするのがOEM(相手先ブランドの生産)とODM(相手先ブランドの企画・生産)の事業者たちです。繊維商社が巨大プレーヤーとして君臨しながら、中小の専門企業も独自の存在価値を発揮し、生き残っています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。