昨今、メンズコスメ市場は新規参入するブランドや、専門のウェブメディアも登場し、ますます目が離せない市場へと発展しています。過熱するメンズコスメ市場を先導するメンズ総合ブランド「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」は9月14日、ブランド誕生1周年を記念したパーティーを開催しました。同イベントは「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」(コンデナスト・ジャパン)主催のファッションイベント「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト2019 トウキョウ(以下、FNO)」のイベントの一環で開催されたもので、ファッションの祭典をビューティ、しかもメンズビューティが盛り上げるという、新たな取り組みに心がワクワクしました。
東京・表参道のWALL&WALLで開催した同イベントは、メンズコスメなだけあり、スラっとした端正な男性モデル達がエントランスやレセプションでお出迎えしてくれました。小柄な筆者は、若干の気おくれを感じながらも会場の中に。打ちっぱなしのコンクリートの会場のインダストリアルな雰囲気がブランドイメージにもマッチしています。2カ所に分かれたタッチアップブースは男性を中心に満席状態。中には楽しくメイクアップアーティストと談笑する光景も。FNOという事もあり普段とは違う気飾り方の1つにメイクを挑戦してみる人もいたのではないしょうか。会場のスタッフは目元に模様のようなメイクを施していたり、髭や眉毛をマスカラでブルーやグリーンにカラーリングしていたりとブランドコンセプトの“INDIVIDUALITY”(個性)を表現したメイクをスタイリングの一部として楽しんでいました。
同イベントでは、リエ オオモト「ファイブイズム バイ スリー」グローバル・クリエイティブディレクターも出席。リエ氏は、3日に74歳で死去したピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)やスティーブン・クライン(Steven Klein)のなどファッションフォトグラファーと共に仕事をし、「ヴォーグ(VOGUE)」や「エル(ELLE)」、「ヌメロ(NUMERO)」をはじめとする海外のモード誌でメイクアップアーティストとして活躍してきました。そんな経歴を持つにリエ氏に誕生1周年を迎えた「ファイブイズム バイ スリー」について聞きました。
リエ氏は、ブランドローンチから1周年を迎えたことについて「ローンチした当初に比べて、もっとメンズコスメが受け入れられていると感じる。1年という短い期間の中にも意味があったんだと改めて実感できた」と語ってくれました。
イベント中は、カリグラファーのRYO KOIZUMI氏によるライヴドローイングも行われました。個性を前面に押し出す同ブランド同様に、同氏も壁一面にブランドコンセプトの“INDIVIDUALITY”の文字を描く姿は迫力がありました。「ファイブイズム バイ スリー」の発表会でよく見かける名物(?)DJも目元に赤いカラーを引いていました。さりげないながら存在感のある印象で、筆者が勝手に抱いている彼の少し危ない雰囲気にもマッチしていました。
タッチアップコーナーで多くの男性が順番を待つ姿を見るともっともっとメンズコスメは過熱するだろうと感じました。今後どんなブランドや製品が登場するのか……期待大です!