インポーターの三崎商事が手掛ける唯一のオリジナルのウィメンズブランド「エルミダ(EL MIDAS)」は、来年のブランド誕生50周年を機にSDGsに取り組む。2020年春夏のテーマであるフランス・ニースをイメージした、バラなどの植物をセレクトして施した“ボタニカルダイ”は環境に優しい染色。素材選定もサステイナブルに配慮した。またピンクリボン(乳がんに対する啓蒙活動)支援のため、対象商品の売り上げの一部をNPO法人乳房健康研究会に寄付する。今後も、SDGsに取り組んでいる企業とパートナーシップを結び、さらに活動を活性化させる計画だ。
三崎商事の宮内清登・第3事業部事業部長は「これを機に、お客さまと共感、共有できるブランドを目指し、次の50年に向かいたい」と話した。記念の限定商品やアーカイブコレクションも販売する予定で、ポップアップショップの展開も計画している。
「エルミダ」は、三崎商事の創業者である故・三崎政二前代表取締役会長がパリの街をさっそうと歩く女性のファッションに感銘を受けて、日本人の手で日本人女性の体形・感性に合う国産のオリジナルを提案したいという思いから1970年に誕生した。現在は東急本店、阪急うめだ本店など百貨店を中心に25店舗を運営する。