モデルの高橋ららが、「オフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」2020年春夏ウィメンズのランウエイに登場した。父親は「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾、母親はモデルの森下璃子というサラブレッドは、「東京や韓国、中国のショーでランウエイを歩いたことはあるけど、パリは初めて」(高橋らら)。ショー開始前のバックステージで話を聞いた。
現在17歳の高橋は、現役の高校3年生。今季のパリ・ファッション・ウイークでは、既にショーが終わったものも含め、「ディオール(DIOR)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「クロエ(CHLOE)」「ロエベ(LOEWE)」「セリーヌ(CELINE)」「サカイ(SACAI)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」など、10ブランド前後に客として来場することになっている。「オフ‐ホワイト」も同様だったが、突然キャスティングディレクターから連絡があり、ショーへの参加が決まったのだという。
パリコレデビューに緊張しているかと聞くと、「緊張はしていない。それよりも楽しみ」と頼もしい答え。ストリートファッションやヒップホップが好きなこともあり、「オフ-ホワイト」は元々好きなブランドだったという。ヴァージルと父親の高橋は親交があり、先日は両者のコラボレーション商品も発売された。「私はヴァージルには会ったことはないけど、インスタグラムのメッセージでやり取りはしていた」。やはり気になるのは両親の反応だが、「よかったね、と言われた。2人とも今は日本にいるから、ショーは見に来ない」。
来年3月には高校を卒業予定だ。「卒業したらニューヨークに移住して、向こうで仕事をしていきたい。いろんな都市のショーにも出たい」と話す。ランウエイを歩いてみたいブランドは、「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「モスキーノ(MOSCHINO)」などだという。「アンダーカバー」のショーはどう?と尋ねると、「それはちょっと違うと思う。私は親とは違う方向に行きたい(自分の力でやっていきたい)から、親のブランドのショーに出るのは違う」ときっぱり。しっかりと自分を持った17歳の今後に注目だ。