タレントの梨花がプロデュースする「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」の1号店である代官山店が29日、7年の歴史に幕を閉じた。同日は約2000人のファンが来店し、限定アイテムを購入したり、カフェでくつろいだり、店舗前で記念撮影をしたりと、思い思いの形で営業最終日を楽しんだ。午後3時ごろには、プロデューサーの梨花が店舗に駆けつけ、集合写真の撮影やサインの対応などファンと交流した。梨花が「みんな、今日まで本当にありがとう!」と感謝の言葉を送ると、ファンからは「こちらこそありがとう!」「お疲れ様!」と声援が上がった。
「メゾン ド リーファー」を運営するジュンは同店を始め、博多、横浜、名古屋などの全店舗を年内に閉鎖する。梨花は「息子の出産と同時期にスタートし、とにかくがむしゃらにやってきました。女優は映画や舞台、タレントは出演番組などが代表作になりますが、『メゾン ド リーファー』はモデル・梨花の代表作です」と振り返りつつ、「『メゾン ド リーファー』は今年で一段落しますが、これでお別れではないですよ。着飾るという意味のファッションだけではなく、ライフスタイルや思考を含めた新しい表現を模索していきます。楽しみにしていてください!」と今後について笑顔で語った。
「メゾン ド リーファー」は、梨花をトータルプロデューサーに迎え、ジュングループがスタートしたショップ・ブランド。2012年4月に代官山店をオープンすると、初日から女性を中心に大勢の客が訪れ、1日目で2000人、1週間で2万人、1年間で35万人が来店したという。全国7店舗(代官山店含む)を構えるほか、台湾に期間限定店舗を出店するなど海外からの注目も集めていたが、今年3月、公式インスタグラムで全店の閉店を発表した。インスタグラム投稿には、「私自身、思考や求めるもの、大切にしたいことが、だんだん変わっていく中で心を保ちながら私の力不足も含めてこの大きなビジネスを保つことが、とても難しいと感じるようになりました。(中略)これから残りの人生をどう生きていきたいかを考えるようになった時、 ここで一度立ち止まり、この先をもう少しゆっくりと歩んでいきたいと思うようになりました」と綴っている。