ファーストリテイリング傘下のユニクロは23日、東京・原宿に大型店を2020年春に開くと発表した。カジュアルファッションの情報発信地である原宿にユニクロが出店するのは8年ぶり。約1980平方メートルの大型店で、来年の東京五輪でさらなる増加が予想される訪日客などへのアピールを強める。
JR原宿駅前で建設中の複合施設「ウィズ ハラジュク(WITH HARAJUKU)」の地上1階・地下1階の2フロアに「ユニクロ(UNIQLO)」原宿店として出店する。同じ施設にはインテリア大手のイケア・ジャパンが初の都心型店舗を出店することが決まっている。
ユニクロにとって原宿は、現在の躍進のきっかけになった街だ。「ユニクロ」の店舗がまだ郊外の幹線道路沿いばかりだった1998年に明治通り沿いに出店し、ここを起点にフリースブームを巻き起こし、一躍その名前を全国区にした。その後、Tシャツ専門店の「UT」原宿店に業態転換したが、2012年3月に閉店していた。