銀座マギー、アトレ目黒、共和レザー、杉野服飾大学の4者は、東京・目黒にある杉野服飾大学の大学祭が行われた10月27日、同大体育館で産学コラボレーションによるファッションショーを行った。
このコラボレーションは4者の合同企画で、杉野服飾大学のインダストリアルパターンコースの36人の学生が、共和レザーが提供した合皮レザーを使用してベストを制作。またモードクリエーションコースの41人の学生(3グループ)が共和レザーの合皮を使用した作品1点、共和レザーの合皮と銀座マギーの生地を使用した作品1点、銀座マギーの生地を使用した作品1点を制作して披露した。
今年が4回目となる同企画を主導した銀座マギーの植松伸一社長は「杉野学園ドレスメーカー学院は母の出身校であり、アトレ目黒は長年出店している思い入れがある。このプロジェクトが人材育成につながり、ファッション業界を元気にできることを願っている」と話した。各企業賞作品が表彰され、共和レザーの花井幹雄社長は「わが社の発想にない、若々しいデザインだ。素材感を生かした新しい表現ができている」と講評。三輪聡アトレ目黒店長は「アトレは全店で地域とつながった店作りを目指している。このコラボレーションは、目黒の活性化につながっており意義深い」と語った。
これらの作品は11月1日から20日まで、アトレ目黒3階の銀座マギーの店舗前などに展示される。